LEADグループ代表取締役王燕清氏:全固体電池などの技術転換はチャレンジではなく、業界をリードするチャンスである
发布时间:2025/09/12 09:11:13
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今年に入ってから、中国の大手電池メーカーは稼働率が顕著に上昇し、生産拡大のペースも徐々に回復しています。これと同時に、全固体電池や大円筒形電池などの次世代技術が成熟段階に入り、量産化の進展が速くなって、新規・増設プロジェクトが増えているようになっています。その背景を受け、リチウム電池設備メーカーの受注や売上、利益が回復に転じ、大きな反発の兆しを見せています。


リチウム電池設備の技術トレンドを追い、企業の発展状況を把握し、業界が直面する課題を分析し、政府機関による政策立案に情報を提供するため、中国化学と物理電源業界協会動力電池応用分会と電池中国網は共同で「革新推進・発展深化——2025新エネルギー電池サプライチェーン調査」を実施し、中国の大手リチウム電池設備メーカーを訪問しました。


先日、同分会の事務総長・電池中国網の創設者兼CEOである張雨氏ら調査団は、無錫先導智能装備株式会社(LEAD)を訪れ、リチウム電池設備の発展動向や全固体電池設備の開発進捗、リチウム電池設備のグローバル展開などについて、LEAD代表取締役の王燕清氏をはじめとする経営陣と、深い意見交換を行いました。


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世界をリードする新エネルギーインテリジェント製造ソリューションプロバイダーであるLEADは、リチウム電池設備、太陽光電池設備、3C知能設備、インテリジェント物流システム、水素エネルギー設備、自動車向けスマートファクトリーなどの事業を展開し、非標準知能設備の研究開発・設計・製造・販売を手がけ、「新エネルギー+ハイエンド設備」を軸に、製造とサービスを一体化したトータルソリューションを提供します。


LEADが最近発表した2025年上半期決算報告によると、同期間の売上高は66.10億元(前年同期比14.92%増)、 上場企業株主に帰属する純利益は7.40億元(前年同期比61.19%増)と、成長を遂げました。


事業別に見ると、リチウム電池設備の売上高は45.45億元に達し、前年同期比16.40%増、業界における優位に立っていることを確保しました。


LEADは、同期間において国内大手電池メーカーの稼働率上昇及び生産拡大の再開により、受注量が前年を大きく上回った同時に、グローバル化の戦略が着実に推進していることを明らかにしました。


データによると、2025年上半期の海外事業売上高は11.54億元(前年同期比5.42%増)、粗利益率は40.27%に上昇。グローバル化の戦略が効果的に進展していることを示しています。


グローバル市場に収めた優秀な成績及び業界をリードしてきたパフォーマンスについて、王燕清氏は座談会でこう語りました。「LEADが先頭を走り続けているのは、困難を恐れず克服する姿勢があるからです。 他社がホームグラウンドを守る中、私たちはあえて世界で最も難しいアウェー戦に挑みました。世界最高の基準で自らを鍛えることで、真の護城河を築くことができるのです。」


中国電池網によると、中国の新エネルギー設備分野におけるグローバル展開の先駆者として、LEADは2018年に本格的なグローバル化戦略展開を始めており、イギリス、フランス、ドイツ、スウェーデン、トルコ、ハンガリー、日本、韓国、ベトナム、マレーシアなど、世界各地に19の海外子会社や拠点を設立しました。 また、欧州では技術センター、デリバリーセンター、物流拠点を配置し、 「グローバル開発・グローバル納入・グローバルサービス」の一体化体制を構築しています。


先進な技術力及び効率的なグローバルサプライチェーンをもとに、LEADはフォルクスワーゲン、BMW、トヨタ、テスラ、ポルシェ、LG、SKなど、世界の有名企業とパートナーシップを確立しており、模範となるプロジェクトを成功裏に完成しました。


特筆すべきは、近年、中国の大手電池メーカーが海外進出を加速させることに伴い、LEADはこれらのリーディングカンパニーと連携し、グローバル展開を支える設備メーカーとして位置づけられています。


この数年間で、全固体電池は高エネルギー密度と高安全性という特長から、EV、空モビリティ、人型ロボットといった分野で注目を集めています。一方、タブレスの大円筒形電池も安全性、生産性、性能を兼ね備えた次世代電池として、主流技術の一角を占める存在となりつつあります。

 

これについて、王燕清氏は次のように述べました。 「LEADにとって、技術の転換はチャレンジではなく、業界をリードするチャンスです。我々の戦略はシンプルで、技術同行、設備先行というものです。お客様がまだラボで新しいアイデアを検証している段階から、私たちのチームはすでに並んで座り、量産化を見据えたソリューション設計を進めています。」


王氏によると、LEADは全固体電池分野において、ドライ電極や固体電解質膜などの主要工程で技術的ブレークスルーを達成し、すでに世界のトップクラス顧客へパイロットラインを納入しました。また、大円筒形電池向けの生産ラインソリューションについては、そのスピードと良品率が世界トップレベルに達しており、本格的な量産納入も実現しています。


さらに、LEADは全固体電池量産ラインにおける主要設備を始めた各工程へのソリューションを提供することができます。


l  塗布工程において

 最新の量産向けドライ塗布設備は規模的、効率的生産を狙い、幅1,000mm、負極80m/min、正極60m/minという厳しい条件下でも安定稼働可能。

l  湿式プロセスにおいて

 混合と塗布システムには特別なコーティング構造を採用し、固体電極でも高速・広幅生産が可能。

l  電解質成膜工程において

量産型固体電解質複合転写装置の開発に成功。連続・間欠の両モードに対応し、最大50m/minの高効率複合処理を実現。

l  積層工程において

セパレータレスの切断・積層・封止技術を業界で初めて実現。次世代の量産型固体電池向け積層機を発表。

l  緻密化システムにおいて

最大600MPa対応の大容量プレス機を開発。最高温度150℃の温間等水圧の作業環境を提供。


現在、LEADの全固体電池設備は、欧州・米国・日本・韓国および中国国内の大手電池メーカーや自動車メーカー、電池メーカーのサプライチェーンに入っています。複数の業界リーディングカンパニーと深い協力関係を築き、各工程向けの前固体電池設備を出荷しました。


座談会では、動力電池応用分会の事務総長、中国電池網創業者兼CEOである張雨氏が、国内外における新エネルギー電池設備の技術トレンド、全固体電池の主要工程開発進展、世界のEV・蓄電市場の展望などについて意見交換を行いました。 また、同分会の発展沿革、主な職能、重点活動についても概要を紹介しました。

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